消費者金融などからお金を繰り返し借りてしまう人のことを「借金依存症」と言います。
借金依存症の治療には、その特徴を正確に理解し、治療施設や弁護士を活用するのがおすすめです。
今回の記事では、借金依存症の特徴や原因、借金依存症を治療する方法について解説をしています。
借金返済の方法や債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所も紹介しているので、借金で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
- 借金依存症は複数の金融業者などから常に借金をしている状態で、本人は自覚しにくい
- 借金依存症は心療内科など専門機関で治療してもらうのがおすすめ
- 借金問題は相談料・着手金無料の「はたの法務事務所」がおすすめ
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借金依存症とは
借金依存症とは、借金をやめたくてもやめられない状態のことで、本人に自覚がない場合が多いです。
ギャンブル癖や買い物での浪費、慢性的なストレスを抱えている人にしばしば見られ、複数の金融業者から同時に借金をして多重債務に陥るケースも珍しくありません。
借金依存症は病気の一つともされており、メンタルクリニックなどでの治療が必要です。
借金依存症が悪化をすると、借金を返済するために別の金融業者から借金をし、金利だけがどんどん膨れ上がっていってしまう。
買い物依存症やギャンブル依存症などを併発している可能性も高く、治療対応や弁護士相談が必要な場合もあります。
借金依存症のメカニズム
特定の行為によって興奮や喜びを感じると脳からドーパミンと呼ばれる快楽物質が分泌されます。
ドーパミンが分泌されると脳はそれをもとめて、再び特定行為をするようになります。
借金依存症においては次のような流れになります。
このように借金依存症などの依存症は脳の構造が深く関係しているため、自分自身の意識だけで改善するのは困難です。
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借金依存症になる人の性格は?4つのチェックポイント
借金依存症になる場合、必ず何かしらの原因があります。
特に、次のような人は借金依存症に陥りやすいので、当てはまる場合は注意しましょう。
- 心の病気を抱えている人
- 見栄や虚勢、嘘をつく癖がある人
- 何か依存しているものがある人
- 贅沢な環境で育ってきた人
将来的に借金を滞納することになるので、必ず確認しておきましょう。
心の病気を抱えている人
借金依存症になりやすい人の特徴の一つとして、アスペルガー障害や発達障害などの心の病気を抱えているというものがあります。
アスペルガー障害や発達障害は自覚のしづらい病であり、成人に達しても症状を自覚していない人が多いとされています。
心の病気を抱えている人は、基本的にお金を管理することが苦手。
そのため貯金をすることができず、ある分お金を使ってしまい、いつの間にか借金を抱えてしまっているというケースもあります。
アスペルガー障害や発達障害などの病を自覚している人は、意識してお金の管理をしていくよう気を配る必要があります。
見栄や虚勢、嘘をつく癖がある人
見栄や虚勢を張る癖があったり、日常的に嘘をつく癖がある人も借金依存症に陥りやすいです。
例えば、次のような人は注意しましょう。
- 高価なブランドものを所有したい
- 高価なものを持っていることを周囲に自慢したい
- 高級店で食事をすることで一目置かれたい
周りから尊敬の眼差しで見られたいが故に、収入に見合っていない高価な持ち物や料理などを求め続けてしまいます。
最終的には見栄や虚勢を張るために借金までしてしまうこともあります。
何か依存しているものがある人
何か依存しているものがある人は借金依存症になりやすいです。
例えば、アイドルやキャバクラ・ホスト、ソーシャルゲームなどに依存して大金を掛けている人は要注意です。
何かに依存している間は金銭感覚が麻痺するもので「大金を使っている」という自覚がなくなりやすい。
また、SNSに依存している人もいずれは借金依存症に陥る恐れがあります。
フォロワーやいいね数を集めるために高価なブランドもの・料理・旅行などの写真を載せる必要に駆られる人も少なくありません。
このように、何かに「依存」をしている人は、いずれ借金依存症に陥ってしまうケースが非常に多いです。
贅沢な環境で育ってきた人
贅沢な環境で育った人も借金依存症になりやすいです。
裕福な家庭に生まれ、贅沢な環境で育ってきた人は、裕福な環境が当たり前となっており、生活水準を落としづらいと言われています。
何らかの理由でお金が底をついた場合でも、同じような生活ぶりを続けていくために借金依存をしてしまうということがあります。
また、両親の行動も無関係ではありません。
贅沢な暮らしのために両親が日常的に借金をしているのを見て育った人も借金に抵抗がなく、借金依存症になりやすい。
借金をすること自体は一概に悪いとは言えませんが、贅沢のために借金をするは依存症であると言えるでしょう。
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借金を繰り返す人の4つの特徴
借金依存症になってしまっている人も、もともとは借金をせずに普通の生活を送っていたはずです。
では、なぜ借金まみれになってしまうのでしょうか?
ここでは借金依存症のよくある原因について解説をしていきます。
- 収入が激減してしまったが生活水準を落とせない
- 日常的にストレスや疲労を感じている
- 浪費や衝動買いをしてしまう
- パチンコなどのギャンブルがやめられない
収入が激減してしまったが生活水準を落とせない
失業などの理由で収入が以前より大きく減ったのにも関わらず、生活水準が落とせないという理由があります。
収入が減ってしまったとき、通常であれば必要最低限以外の買い物を控えたり、節約をしたりするものです。
減ってしまった収入を借金で賄おうとする人は、借金依存症になってしまう可能性が高い。
収入の減少が一時的なものでなくすぐに元に戻らない場合は、借金をいつまでも繰り返してしまうといった事態に陥りかねません。
日常的にストレスや疲労を感じている
借金依存症に悩まされている人の多くは、日常生活の中に精神的なストレスや大きな疲労を抱えています。
ストレスの原因は仕事・家庭・恋人関係など様々ですが、人間関係が原因となっているケースが最も多いとされています。
ストレスを感じると、ストレスを発散するために借金をしてお金を使う、無くなったらまた借金をする…といった悪循環を繰り返えしてしまう。
解決するためには、ストレスの元を断つなど根本的な対策が必要になってきます。
浪費や衝動買いをしてしまう
借金依存症の原因の一つとして、浪費や衝動買いなどの買い物癖があります。
ブランドものや貴金属類、車、趣味のものなど,浪費癖がある人はそれを購入をするために借金をしてしまいがちです。
借金を繰り返しながら買い物をすることでいつの間にか借金依存症にもなっていたというパターンです。
借金までしていない人でも浪費する人は、買い物依存症や借金依存症に陥る可能性が高い。
パチンコなどのギャンブルがやめられない
パチンコやパチスロ、競馬・競輪などのギャンブルがやめられないというのも借金依存症の原因になりやすいです。
ギャンブルは基本的に胴元が儲かる仕組みとなっているため、続ければ続けるほど損をするのは必然です。
しかし、大きな金額をギャンブルにつぎ込み、「儲けが出れば取り戻せる」と楽観的に考えて借金をしてしまう人もいます。
借金を背負ってまでギャンブルを繰り返すのは、いわゆる「ギャンブル依存症」に該当する。
ギャンブルで得をしたり大きな金額を取り戻せたりといったことは非常に稀であるため、借金依存症を併発することが多いです。
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借金依存症の治し方、抜け出し方7選
借金依存症は病気の一種でもあるため、治すためには自分で行動を起こしていかなければいけません。
ここでは借金依存症を治すための方法をいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
- 家族や友人に協力してもらう
- 法テラスなどに相談する
- 貸付自粛制度を利用する
- クレジットカードを手放す
- 無料の相談先を探す
- 自助グループ・回復支援施設に通う
- 弁護士・司法書士の無料相談を使う
家族や友人に協力してもらう
借金依存症を治療するためには、家族や友人など周りからの協力が必要不可欠です。
借金依存に陥っている人は「やめたい」と思っていてもやめられないケースが多く、自身の力ではできることに限界があるからです。
キャッシュカード・クレジットカード・ローンカードなどお金に関するものは全て家族に管理をしてもらうようにしましょう。
強制的にお金を自由に使えない状況を作り上げることで、借金依存が徐々に回復していったという人も実際にいる。
借金依存は人に相談がしづらい悩みではありますが、打ち明けるだけでも気持ちが楽になることもあります。
法テラスなどに相談する
法テラスとは、日本国政府が運営をしている総合法律支援の施設です。
法テラスは全国各地に事務所を構えており、無料で法律に関する相談をすることができます。
弁護士への相談費用が気になる人は、まずは一度法テラスへ相談へ行ってみるのがおすすめ。
法律のプロが相談に乗ってくれるので、借金問題に関する適切なアドバイスを受けることができます。
貸付自粛制度を利用する
借金がやめられないという人は、消費者金融からの貸付を制限する「貸付自粛制度」を利用しましょう。
借金依存症の人の大半は、消費者金融のキャッシングを利用しています。
消費者金融のキャッシングは大きな金額を借り入れることができるため、借金依存症を加速させてしまいます。
貸付自粛の申告をすると「全国銀行個人信用情報センター」に申告情報が提供され、最大で5年間消費者金融業者などからの貸し付けを制限することが可能です。
借金をするのをどうしてもやめられない人は、貸付自粛制度を使い、強制的に借金ができない状況を作りましょう。
クレジットカードを手放す
クレジットカードを持っている場合、思い切って解約してしまうのがおすすめです。
クレジットカードは決済が楽になって便利ですが、現金と違ってお金を使っているという感覚が薄れ、結果的に浪費につながりやすいからです。
特にリボ払いを利用している場合、手数料によってなかなか支払いが進まず、借金地獄に陥ってしまう。
リボ払いが危険だと言われる理由として、リボ払いは毎月の返済額が一定になるので、一見負担が減るように思えますが、実際には毎月高額な手数料を支払っています。
支払った手数料の分だけ、リボ払い残高が減るのも遅くなるので、結果的にズルズルと借金が長引いてしまうのです。
クレジットカードがなくて不便に感じる場合、次のような決済手段を利用しましょう。
- デビットカード
- プリペイドカード
いずれも持っている現金の分しか支払いに使えないので、借金地獄に陥ってしまうのを防げます。
無料の相談先を探す
借金問題を解決するためには長い期間を要する上、精神的な負担も大きいものです。
無理に一人で頑張ろうとせず、プロのカウンセラーに相談をしながら問題を解決していくことで、気持ちが楽になることもあります。
借金依存症を自力で治すことができないときは、病院や公的機関にカウンセリングに行くのがおすすめ。
借金依存症のカウンセリングができるのは、主に以下の通りです。
- 心療内科
- 精神保健福祉センター
- 貸金業相談・紛争解決センター
- 全国銀行協会のカウンセリングサービス
心療内科
心療内科は、心の病気を治療するためのクリニックです。
通院している理由は人によって様々ですが、借金癖に悩んで心療内科に通っている人も大勢います。
心療内科では、借金依存症やギャンブル依存症など様々な依存症に関する悩みを相談できる。
依存症は薬での治療が困難であるため、通院とカウンセリングで少しずつ治していくことになります。
精神保健福祉センター
精神保健福祉センターとは、精神保健福祉法に基づき政令指定都市などに設置され、依存症患者などに対して社会復帰に向けた援助を行う機関です。
医師・看護師・保健師・精神保健福祉士・臨床心理技術者など専門の職員から助言を受けられます。
心の問題や病気で困っている本人や家族および関係者は誰でも相談することができます。
貸金業相談・紛争解決センター
日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターも活用しましょう。
日本貸金業協会とは、貸金業者の健全な発展、および利用者の利益保護を目的として運営されている組織。
貸金業相談・紛争解決センターでは、次のような相談について請け負っています。
- 生活再建の支援
- 貸付自粛制度の利用
生活再建の支援では、カウンセリングによりギャンブルや浪費がやめられないなどの悩みについて相談できます。
また、貸付自粛制度を利用すれば、自主的に消費者金融等からの借り入れを停止させることができます。
通話料金は発生するものの、相談料などはかからないため、多重債務を抱えているなら気軽に相談してみましょう。
電話番号:03-5739-3861
営業時間:平日の9〜17時
全国銀行協会のカウンセリングサービス
銀行カードローンや住宅ローンなどを利用しており、銀行との取引がある場合は、全国銀行協会のカウセリングを利用可能です。
全国銀行協会とは
全国の銀行が会員になっている組織で、銀行業の健全な発展、および日本経済の成長への貢献を目的としている。
近年では、個人の自己破産件数が増えてきていることから、個人向けローンの利用者に向けて電話、または面談でのカウンセリングを実施しています。
相談料はかからないので、気軽に相談してみましょう。
電話番号:0570-017-003
営業時間:月・火・木曜日の10〜12時、13〜17時、水・金曜日の10〜12時、13〜19時
自助グループ・回復支援施設に通う
借金依存症を治すために、自助グループ・回復支援施設に通うことも一つの方法です。
同じ問題や悩み抱えた人たちが仲間と体験を共有したりするグループのこと。
また、回復支援施設では依存対象物が無くても満足した生活を送る方法を習得するために幅広いプログラムが提供されています。
DA JAPAN
DA JAPANは、借金依存症や買い物・浪費癖などがある人が集まり、お互いに助け合うためのグループです。
同じ悩みを抱えている人との交流や、自分とは違うケースなどを聞くことで、借金問題を客観的に見つめ直すことができます。
グループがあるかどうかは地域にもよるため、公式サイトで確認をしてみてください。
インターネット上での交流や女性限定のグループなどもありますので、知らない人同士で会うことに抵抗がある人にも安心です。
ジャパンマック
ジャパンマックは依存症回復施設を運営し、アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症の方の回復を支援する非営利団体です。
ジャパンマックの多くは自身が依存症から回復した経験を持っており、利用者本位のサービス提供を心掛けています。
また、精神保健福祉士・看護師・公認心理士などの専門職員とも連携をしています。
相談は無料で行えるのでぜひ試してみてください。
弁護士・司法書士の無料相談を使う
弁護士・司法書士に相談することも借金依存症の治療になります。
借金問題を専門としている弁護士・司法書士は多く、借金依存症の対処法も提案してくれる。
また、借金が返せない状態に陥っても「債務整理」などの借金解決への方法を提案してくれます。
下記ではおすすめの弁護士・司法書士事務所を詳しく説明しています。
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家族や友人が借金依存症になったらできること
もしも自分の家族が借金依存症になってしまったらどうすればよいでしょうか?
この項では、周りの人が借金依存症になってしまった場合の対処法をお伝えします。
- お金を貸さないようにする
- 全国銀行個人信用情報センターに貸付自粛を申告
- カウンセリングに連れていく
お金を貸さないようにする
まず、絶対にやってはいけないこととして本人にお金を貸すことがあります。
お金を一度貸してしまったら、何回もお金を貸すようにお願いしてくる可能性があります。
家族や親しい友人にお願いされたら貸してしまいそうになると思いますが、相手のために厳しくしましょう。
また、家族間の借金は借用書などの書類の作成をしないケースがよくあり、問題が発生しやすい。
親の借金には返済義務はありません。
借金に関して問題が発生したら家族間であっても弁護士や司法書士に相談しましょう。
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全国銀行個人信用情報センターに貸付自粛を申告
貸付自粛制度を申告するという方法もあります。
全国銀行個人信用情報センターに本人が貸付自粛を申告し、その情報を会員である金融機関に提供する制度
これによって申告した本人が貸金業者に対して金銭の貸付を求めても応じないようにすることができます。
申告できるのは本人だけで家族や配偶者が手続きをすることは原則できません。
ただし、法定代理人等の場合は申告が可能となります。
カウンセリングに連れていく
専門機関に連れて行って治療するという方法もあります。
- 心療内科
- 精神保健福祉センター
- 日本クレジットカードカウンセリング協会
- DA JAPAN
- ジャパンマック
詳しくは上記で紹介しているので参考にしてみてください。
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借金依存症から抜け出し借金を解決する5つの方法
借金の負のループを止めるためには借金自体を減らすことが大切です。
この項では、借金返済のコツをお伝えします。
- 身内からお金を借りる
- 借り換え・おまとめローンを利用する
- 公的制度で借り入れする
- 過払い金請求をする
- 債務整理をする
身内からお金を借りる
親や家族、友人がいれば相談してみましょう。
身内からの借り入れなら、利息がかからないのが一般的なので、落ち着いて返済できます。
ただし、身内から無利息で借り入れする場合、贈与税の基礎控除額である年間110万円を超えると贈与とみなされる可能性があります。
年を分けてお金をもらえば、贈与税を回避できる。
また、身内から借りる場合は金銭トラブルに発展する可能性もあるので、必ず次のような内容を記した借用書を用意しましょう。
- 借主の氏名・住所
- 貸主の氏名
- 借入額
- 借入日
- 返済期日
借用書はどんな紙に書いても問題ありません。
借り換え・おまとめローンを利用する
利息は金利が高ければ高いほど多く発生するため、金利を下げることがおすすめです。
金利を下げることができれば、実質借金の返済の負担を軽減することができます。
金利を減らす方法の一つとして、おまとめローンがあります。
おまとめローンとは、複数の会社のローンを利用していた人が、借入先を一本化すること。
おまとめローンができる会社は次のようなものがあります。
- プロミス
- レイク
- SMBCモビット
- アコム
- オリックスマネー
- ろうきんのおまとめローンアシスト500
- 信用金庫
- 横浜銀行カードローン
- 東京スター銀行など
ただし、おまとめローンは商品によっては低金利にならない可能性もあるため注意しましょう。
公的制度で借り入れする
借金依存症によって生活難に陥っている人は、公的制度を利用するのがおすすめです。
公的制度では、条件さえ満たしていればほとんどノーリスクで借り入れ、または給付を受けられる可能性があります。
具体的な制度は以下のとおりです。
制度 | 内容 |
---|---|
生活福祉資金貸付 | 生活の再建費用、生活や医療のための費用、教育に関わる費用を借りられる |
求職者支援資金融資制度 | ハローワークで職業訓練を受けている人が、終わるまでの間の生活費を借りられる |
母子父子寡婦福祉資金貸付 | ひとり親が就職や事業開始、修学などさまざまな目的に係る資金を借りられる |
過払い金請求をする
過払い金請求をするという方法もあります。
過払い金請求とは、消費者金融や銀行のカードローンなどのに支払った利息の上限を超えた分を請求すること。
過払い金請求をすれば、過払い金の返還分が残りの借金に充当されて、借金の負担を減らすことができます。
ただし、過払い金請求をすると任意整理を行ったとみなされてしまい、自分の信用情報機関に事故情報として記録されてしまいます。
記録された事故情報は5~7年残り続けるため、今後消費者金融での借金審査やクレジットカード審査などあらゆる場面で不便になってしまう可能性も高いです。
- 2010年6月17日以前に借り入れをしていた
- 完済してから10年以内
これらに当てはまる場合は過払い金請求をして借金の支払いの負担を軽減できる可能性があります。
債務整理をする
借金依存症に陥ってしまい、借金返済を滞納してしまうようになったら「債務整理」をするのがおすすめです。
債務整理は合法的に借金を減額・免除することを目的とした手続きです。
手続きには専門的な知識が必要で、自己破産や個人再生など手続きの種類によって流れや必要な書類も異なるため、専門家に依頼することが一般的です。
弁護士や司法書士事務所によっては債務整理に対応していないこともあるため、債務整理におすすめの事務所に依頼するようにしましょう。
借金依存症を放置する3つのリスク
借金依存症を克服するのは大変かもしれません。
しかし、だからといって放置してしまうと、次のようなリスクが生じます。
- ブラックリストに載る
- 財産が差し押さえられる
- 離婚など人間関係が悪化する
ブラックリストに載る
借金を放置して、滞納してしまうと信用情報に傷がついてしまい、俗に言うブラックリスト入りになってしまいます。
61日以上、または3ヶ月を超える滞納で自己情報が登録される。
ブラックリストに載ると、借り入れや分割払いができません。
さらに、クレジットカードが新しく使えなくなる上に、現在使っているカードも定期的な与信審査によって使えなくなってしまうでしょう。
財産が差し押さえられる
借金を放置すると、債権者から返済を求められます。
督促のハガキや電話などが来ても無視していると、強制的に取り戻すために裁判を起こされ、最終的には差し押さえを受けてしまうのです。
具体的には、次のような「自由財産」以外は没収されてしまいます。
- 破産後に取得した財産
- 生活必需品など
- 99万円以下の現金
例えば、給与や退職金、自動車、不動産などの財産は全て手放すことになってしまいます。
離婚など人間関係が悪化する
借金を放置すると、人間関係が悪化してしまうでしょう。
借金があると周囲の人に迷惑をかけてしまいますし、配偶者がいる場合、離婚を迫られてしまう可能性があります。
また、あなたが借金を抱えていることで招いた離婚だと、裁判で不利になる可能性が高いです。
自身に婚姻を継続し難い重大な事由がある場合、離婚を止めたくても、認められない可能性がある。
場合によっては、慰謝料を請求されてしまいます。
借金依存症に陥った人が辿った最悪な結果
借金依存症は本人が自覚をしづらく、また「返済すれば大丈夫」と楽観的に考える人が多いのも事実です。
しかし、借金依存症を治療をせずに放置しておくと、いずれ予想もしていなかった最悪な結果を招くことになりかねません。
ここでは借金依存症に陥った人が辿ってしまった最明な結果の一例を紹介していきます。
- 離婚で家族を失ってしまった
- 金融業者から裁判を起こされた
- 闇金からお金を借りて酷い取り立てをされた
離婚で家族を失ってしまった
借金依存症において最も怖いのは「周囲との人間関係を悪化させてしまう」ということです。
贅沢や依存のために不必要な借金を繰り返している人は、いずれ周囲に借金依存症がバレることは必然です。
特に一緒に暮らしている妻や旦那、家族には借金依存症を隠しておくことは不可能であると言えます。
家族から借金をやめるよう繰り返し言われているのに借金を何度も抱え込んでしまった場合、離婚を言い渡されることもあります。
- 調停や裁判で離婚が成立する
- 愛想を尽かされて子供と共に出て行かれる
このように、自身が離婚を拒否しても避けられない場合もあります。
金融業者から裁判を起こされた
借金依存症に陥ると、多重債務になることがあります。
借金を完済していないにも関わらず他の金融業者からお金を借り、また返済のために別の金融業者からお金を借りる…といったことを繰り返すことが原因です。
多重債務になると、返さなければならない金額も膨れ上がり、期間も長くなるため金利がさらに増えていく。
その結果、たいていの場合は借金の返済が滞り、金融業者から督促を受けることになります。
督促を放置していると給料差し押さえなどの取り立てに合い、最悪の場合は法的措置を取られるケースがある。
裁判を起こされるとこちら側も弁護士を立てる必要があるため、そのための費用も必要になってきます。
借金依存症になると不必要なお金を支払うことにもなるため、返済ができない金額の借金をしてしまうのは絶対にやめましょう。
闇金からお金を借りて酷い取り立てをされた
大手の金融機関から借金をすれば少しくらいの延滞をしても過度な取り立てに合うことはありません。
しかし、法外な利息によってお金を貸し付けている闇金融からの借金は話が変わってきます。
法外な利息を支払わされるだけでなく、延滞をした際に暴力行為や脅迫など酷い取り立てに合う恐れがある。
家族と一緒に暮らしている人であれば、家族に被害が及ぶ恐れまであるのです。
自分や家族の身を守るためにも、闇金融からはお金を借りないように気を付けてください。
また、闇金融から違法な取り立てを受けている場合は、闇金問題を弁護士に相談しましょう。
借金依存症に関してよくある質問
- 借金依存症の基準はなんですか?
- 明確に「どの程度借金しているか」や「どのくらいの頻度で借金しているか」といった基準があるわけではありません。
しかし日常生活に支障をきたすほど溺れていて、正常な判断能力を失うまで借金を繰り返していると借金依存症です。
- 借金依存症は病気ですか?
- 借金依存症は病気の一種だと言えます。
そのため、もしも症状が出たら公的機関に相談するなり対策をとる必要があります。
本人の努力だけで解決できないケースもあります。
- ギャンブルで借金依存症に陥った場合の治療法はありますか?
- 借金依存症を治療する方法はいくつかあります。
家族や友人に協力してもらったり、法テラスなどに相談したりするのが良いでしょう。
自助グループやカウンセリングを利用するのもおすすめです。
- 債務整理のメリット・デメリットは?
- 債務整理のメリットは借金を減額できる、またはなくすことができることです。
手続きの種類にはよりますが、生活の立て直しが可能です。
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専門機関に相談して借金依存症を改善しよう
借金依存症は、放置しておくと多重債務や家庭問題、闇金融の取り立てなどにつながる可能性があります。
借金依存症は自覚がしづらい病気ですが、解決の第一歩は借金依存症をしっかりと自覚することです。
そしてその上で、この記事で紹介したように家族や友人・心療内科・弁護士など周りの協力を得ながら借金依存症を改善していきましょう。
借金依存症の兆候があると感じた人は、今回の記事を参考に依存症の治療をぜひ始めてみてください。
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