FXの証拠金とは?特徴や計算方法、少ない資金で始められる会社を紹介

FXの証拠金とは?

FXを始めるには、FX会社で口座を開設し日本円を入金する必要があります。

この入金した日本円のことを「証拠金」と呼びます。

証拠金や「証拠金維持率の計算方法」「レバレッジとの関連」は、まだ理解できていない人も多いのではないでしょうか。

証拠金維持率はFXにおいて重要であり、一定の割合を割り込むとFX会社側の対応によって、強制的に損失が確定してしまうことがあります。

本記事では、FXの証拠金とはといった基礎的な部分から、取引時の注意点、少ない証拠金で始められるFX会社をまとめました。

\ FX会社選びに迷ったらココ /
編集部が厳選したサービスをチェック!

FX会社
GMOクリック証券

GMO外貨(外貨ex)

松井証券FX

マネーパートナーズ

トライオートFX

LIGHT FX
公式サイト
取引単位1,000通貨
(約1万円〜)
1,000通貨
(約1万円〜)
1通貨100通貨1,000通貨1,000通貨
手数料入出金/
取引手数料0円
入出金/
取引手数料0円
入出金/
取引手数料0円
入出金/
取引手数料0円
入出金/
取引手数料0円
入出金/
取引手数料0円
通貨ペア20種類24種類20種類28種類20種類46種類
スプレッド米ドル/円:0.2銭米ドル/円:0.2銭米ドル/円:0.2銭米ドル/円:0.0銭米ドル/円:0.3銭米ドル/円:0.18銭
FXアプリ非常に
使いやすい
使いやすい使いやすい使いやすい使いやすい使いやすい
スワップ
ポイント
安定的で高水準安定的で高水準安定的で高水準安定的で高水準安定的で高水準安定的で高水準
最短開設日最短当日最短即日最短即日最短2営業日最短即日最短翌日
※一部例外あり

FXの証拠金とは取引に利用する資金のこと

証拠金とは、FXの取引で利用する資金のことです

FXは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれます。

あくまで「証拠金」の取引であり、株の現物取引のように実際の資金の受け渡しはしません。

国内のFX会社では、個人の取引口座に日本円を入金して取引します。

実物の外国為替を売買するのではなく、各社が提示するレートに対して取引を行います。

FXでは口座に証拠金を預け入れ、取引の結果によって、その証拠金を加えたり減らしたりする形をとっています。

FXの必要証拠金の計算シミュレーション

FXの証拠金は以下の計算式で算出することが可能です。

必要証拠金の計算式

証拠金維持率(%)= 純資産 ÷ 必要証拠金 × 100%

この計算式に基づき、計算シミュレーションをしてみましょう。

シミュレーションは、国内取引所のレバレッジ(MAX:25倍)でドル円の取引を行った状況を想定し行います。

買いポジション

まずは買いポジションのケースです。

ポジション条件
  • 通貨ペア:ドル円
  • ドル円のレート:109.154
  • レバレッジ:25倍
  • Lot(取引量):10
  • 純資金額:100万円

必要証拠金:561,616円

ロスカットライン50%:266,131円

上記のようになります。

売りポジション

次に売りポジションのケースも見てみましょう。

ポジション条件
  • 通貨ペア:ドル円
  • ドル円のレート:140.404
  • レバレッジ:25倍
  • Lot(取引量):10
  • 純資金額:100万円

必要証拠金:561,616円

ロスカットライン50%:294,910円

以上のように、買いの場合と売りの場合で、必要証拠金が変わることがあるので注意しましょう。

シミュレーションは各FX会社で用意されているシミュレーターを利用することで、無料で行うことが出来ます。

(シミュレーション参考:https://fx.dmm.com/

FXの証拠金制度のメリット・デメリット

証拠金制度にはメリット、デメリットが存在しますのでそれぞれを簡単に解説します。

メリット:少ないお金でたくさんのお金を取引できる

FX取引においては、証拠金制度のおかげで本来は所持していないお金を運用することが出来ます。

そのため、うまくトレードすればレバレッジなしの取引では絶対に出せない、大きな利益を出すことが可能になります。

日本の取引所では25倍までレバレッジを上げることが可能であり、大きくすればするほど資金効率は良くなります。

例えば本来であれば利益が10万円の取引の場合、レバレッジが25倍であれば250万円の利益になります。

本来の利益(10万円)× 25倍=250万円

このように資金効率を大きく上げ、短期間で大きな利益を出すことが出来る可能性があるのが証拠金取引のメリットです。

スキャルピングやデイトレなど短期間での取引の場合、レバレッジを掛けなければほとんど儲からないので、FXをやる意味が無くなってしまいます。

デメリット:実質的なお金の前借りである

FXの証拠金取引では、本来は所持してないお金を運用することが出来ますが、これはFX会社からお金を借りて運用しているからです。

例えば、資金が10万円でレバレッジ25倍だと250万円を運用可能ですが、この時大部分はFX会社から借りる形になります。

そのため、証拠金取引の際には一度の取引で全ての資金を失ってしまうなど、大きな損失を被る危険があります。

為替レートの動き次第では、自分の証拠金以上の損失を出してしまう可能性もあり、全資産を超えたマイナスになってしまうことも。

こうなると追証(おいしょう)と行って、追加でFX口座にお金を入金しなければいけません。

証拠金取引には、こういったリスクがあることは理解しておく必要がありますね。

FXの証拠金に関する注意点

FXでは、現在のポジションに対して証拠金がいくらあるか、証拠金維持率は何%を気にしてみていく必要があります。

ここでは、FXの証拠金に関する3つの注意点をまとめていきます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

証拠金が少ないと強制ロスカットとなる可能性がある

FX会社にもよりますが、証拠金維持率が100%を割ると強制的にロスカットされてしまうことがあります。

証拠金維持率とは、これは純資産に対する必要証拠金の割合で以下の式で計算できます。

有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率

証拠金維持率が100%を割っていると、必要証拠金に対して有効証拠金が足りていない状態となります。

そうした会社で最大レバレッジでポジションを持ち、少しでもマイナスに触れた場合には、ポジションが精算されてしまうということです。

実際、2019年の1月初めには、ドル円が短時間で4円ほど円高方向に進む「フラッシュクラッシュ」が発生し、証拠金に余裕がなかった人がロスカットされてしまいました。

強制ロスカットレベルを割った場合、ポジションが強制的に精算されてしまうので注意しましょう。

口座開設前には、証拠金維持率何%でロスカットされるかを確認しましょう。

会社によっては、FX口座に資金を振り替える必要がある

GMOクリック証券や楽天証券のように、証券会社がサービスの一つとしてFX取引を提供している場合は、FX口座に振り替える必要があります。

FX口座へ資金を移動しないと、取引で使うことはできず、証拠金としてカウントされません。

入金した際は、忘れずに移すようにしましょう。

必要な証拠金は為替のレートによって変動する

必要証拠金は、為替レートによって異なります。

例えば、最大レバレッジが25倍で、ドル円が「1ドル = 100円」と「1ドル = 120円」の場合では、必要な証拠金は以下のように変動します。

1ドル = 100円で1,000通貨のポジションを持つ場合
(100円 × 1,000通貨) ÷ 25 = 4,000円

1ドル = 120円で1,000通貨のポジションを持つ場合
(120円 × 1,000通貨) ÷ 25 = 4,800円

同様の理由で、通貨ペアによっても必要な証拠金が変わることを覚えておきましょう。

FXの証拠金維持率が低いおすすめ口座3選

ポジションを継続保有するための、必要証拠金が低いおすすめのFX口座をピックアップしました。

コチラを参考に、有利な条件でトレードできる会社を選んでみてください。

FXの証拠金維持率が低いおすすめ口座

GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券
GMOクリック証券(FXネオ)の特徴
  • 手数料がとにかく安い
  • 業界最安値レベルのスプレッド(ドル円0.2銭原則固定)
  • 取引システムやスマホアプリが使いやすい
  • スピード口座開設!最短当日から取引可能
  • 大口注文でも500万通貨まで原則スプレッド固定
GMOクリック証券(FXネオ)の証拠金維持率ロスカット/アラート
100%ロスカットアラート
50%未満自動ロスカット
GMOクリック証券のメリット
  • スマホからの簡単な本人確認で口座解説できる
  • 高機能な取引ツール
  • 万が一GMOクリック証券が破綻しても預けた資金がなくなることはない
  • お問い合わせフォームやフリーダイヤルからお問い合わせできる
  • デモ口座でトレードを試せる
GMOクリック証券のデメリット
  • ロスカットに手数料が掛かる (1取引単位(10,000通貨)あたり500円(税込)、0.1取引単位(1,000通貨)あたり50円(税込))

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループの傘下会社が運営しているため、安全性が非常に高いです。

最小取引単位は1,000通貨と少額からできるため、初心者でも始めやすいでしょう。

さらに取引ツール「はっちゅう君FX+」は高機能かつ操作性が非常に優れているため、初心者でも簡単に深い分析や取引を行えます。

主要通貨のスプレッドは業界最小水準に設定されていて、取引コストを最小限に抑えられます。

一方で、ロスカットに手数料がかかるのがデメリットです。

ロスカット手数料無料の会社も多いため、小額とは言え手数料が発生するのは少し気になりますね。

特典情報

口座を新規開設し、お取引すると最大1,000,000円がキャッシュバックとして受け取れる特典を実施中です。

具体的な条件は以下の通りです。

※新規約定のみ対象

>>>GMOクリック証券の公式サイト<<<

最大100万円のキャッシュバックあり!/

GMOクリック証券で
まずは無料口座開設

LIGHT FX

出典:LIGHT FX公式サイト

LIGHT FXの特徴
  • 取引手数料無料
  • 1000通貨から取引出来て、初心者にもやさしい
  • 初心者向け、上級者向け2種類の取引ツール
  • 直感的に使いやすいスマホアプリ
  • 約定力が高く、値段が滑らない。
  • スプレッドが狭い(米ドル円0.2銭、ユーロ円0.4銭)
LIGHT FXの証拠金維持率ロスカット/アラート
証拠金維持率120%以下ロスカットアラート
100%未満自動ロスカット
LIGHT FXのメリット
  • 初心者にでも使いやすいトレード環境
  • 少額資金で取引できる
  • スワップポイントが業界最高水準
  • 万が一LIGHT FXが破綻しても顧客の資産は守られる
LIGHT FXのデメリット
  • 中級者~上級者にとっては情報が限定的
  • 取引ツールの機能が少ないと感じられる可能性がある
  • デモ口座がない

LIGHT FXの一番の特徴は、初心者にでも使いやすいトレード環境にあります。

最小取引単位数が1,000通貨のため、10万円以下の小額資金からでも気軽にトレードが出来ます。

また、スワップポイントが業界最高水準の点に定評があり、長期トレードをするにはもってこいです。

資金管理に関しては信託保全が取り入れられており、顧客の資金自社で管理せず、三菱UFJ銀行に預けられます。

そのため、万が一LIGHT FXが破綻しても顧客の資産は守られます。

一方で、中級者~上級者にとっては情報が限定的で、取引ツールの機能も少ないと感じられる可能性があります。

また、デモ口座が無い点もデメリットと言えるでしょう。

キャンペーン情報

ポジションを持つことでキャッシュバックが貰えるお得な内容です。

出典:キャンペーン・プログラム一覧|LIGHT FX

>>> LIGHT FXの公式サイト <<<

FX_1000通貨_LIGHT FX

100万円キャッシュバックCP実施中!

LIGHT FXで
まずは無料口座開設

トライオートFX

FX_証拠金_トライオートFX

出典:トライオートTOP

トライオートFXの特徴
  • インヴァスト証券が運営
  • 簡単お手軽に自動売買をスタートできる
  • スプレットが非常に狭い!
  • 売買手数料、両替手数料、口座解説手数料など各種取引手数料が完全無料
  • スマホアプリが使いやすい!自動売買もアプリからOK!
  • 感情に左右されず、合理的なトレードが可能!
LIGHT FXの証拠金維持率ロスカット/アラート
証拠金維持率150%以下プレアラート
120%未満アラート
100%ロスカット
トライオートFXのメリット
  • 自動売買システムは勝率75%
  • 売買手数料が無料
  • スプレッドが極狭(ドル円0.3銭)
トライオートFXのデメリット
  • 自動売買でFXのスキルが身につかない
  • 取引ツールの機能が少ないと感じられる可能性がある

選択できる自動売買システムは、勝率75%と高い数値を誇っており、高い勝率を維持しながら確実に資産を増やせます。

手動だと感情がコントロール出来ずに損しがちですが、自動売買であれば機械的にトレードが出来るので冷静に取引ができますね。

自動売買システムは通貨ペアごとのパフォーマンスが確認できるので、過去のデータを元に、勝率の高いトレードをすることが出来ます。

売買手数料無料、スプレッド極狭(ドル円0.3銭)など売買に掛かる費用が格安なのも嬉しいですね。

一方でデモ口座が無いところや、FXのスキルが身につかないことがデメリットです。

まずは小額資金で運用してみて、結果を確かめてから本格的に運用したほうがいいでしょう。

また、トライオートFXでは取引はシステムに任せることになるので、チャートの見方や売買のスキルは一切身に付きません。

そのため、自分の裁量でのトレードを身に着けたい場合には不向きと言えるでしょう。

キャンペーン情報

口座開設し取引することで、キャッシュバックが貰えるキャンペーン実施中です。

FX_証拠金_トライオートFXキャンペーン

詳細は以下のようになります。

自動売買取引(「豪ドル/NZドル」「ユーロ/英ポンド」「米ドル/カナダドル」)

取引した通貨ペアプレゼント金額
1通貨ペア500円
2通貨ペア1,000円
3通貨ペア2,000円

自動売買取引(全通貨ペア対象)

入金条件取引条件(新規約定)プレゼント金額
500万円150万通貨以上30,000円
200万円30万通貨以上10,000円
50万円10万通貨以上5,000円

マニュアル(手動)取引(全通貨ペア対象)

入金条件取引条件(新規約定)プレゼント金額
400万円1,000万通貨以上20,000円
200万円500万通貨以上10,000円
40万円25万通貨以上1,000円
入金条件取引条件(新規約定)プレゼント金額
400万円1,000万通貨以上20,000円
200万円500万通貨以上10,000円
40万円25万通貨以上1,000円

FXの証拠金に関してよくある質問

ここでは、FXの証拠金について、よくある質問と回答をまとめました。

証拠金維持率が100%を割るとどうなる?
マネーパートナーズやみんなのFXなど、FX会社によっては証拠金維持率100%で強制ロスカットされることがあります。
また、強制ロスカットがされなくても、証拠金維持率100%を割っている場合、追加の証拠金はポジションの精算が必要な状態であるといえます。
レバレッジは10倍程度に留めて大きなポジションは持たない、証拠金を多めに入れるなどして、証拠金維持率は高めに保つようにしてください。
必要証拠金の計算方法は?
最大レバレッジが25倍の場合、必要証拠金は「為替レート × 取引量 ÷ 25」で計算することができます。
1通貨あたりの為替レートが低いメキシコペソや南アフリカランドは、比較的低い証拠金で始められますが、FX会社の中には最低取引単位を「1万通貨〜」といったように、別で基準を設けていることがあります。
FXで口座にある以上のお金を失うことはある?
FXで口座にあるお金以上を失う可能性はゼロではありませんが、限りなく低い確率といえます。
多くの会社では、証拠金維持率50%で強制ロスカットされるようになっています。
証拠金維持率50%でロスカットされた場合、口座資金の大半を失うものの、新たに入金を求められるわけではありません。
急な変動や土日の変動でロスカットが間に合わなかった場合にはありえますが、証拠金維持率を高くキープしていれば、そのほとんどは防ぐことができるでしょう。

FXでは証拠金に余裕を持って取引しよう

FXでは、証拠金維持率を意識することが重要です。

証拠金維持率は「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で求められ、各FX会社が提供する取引ツールで確認することもできます。

各社が定める強制ロスカットレベルに触れることのないように、調整していきましょう。

また、FXは証拠金を元手にしてレバレッジをかける取引が基本です。

レバレッジは資金効率が向上する一方で、損失も大きくなるので、倍率を確認しながら取引する必要があります。

証拠金について正しく理解し、適切な取引とポジションを持つことを心がけていきましょう。