ジョブカン勤怠管理とは?価格・機能・評判やメリット・デメリットを紹介!

ジョブカンを使ってみたいけれど、自分の会社に合うか心配…

ジョブカンの評判・口コミを知りたい!

この記事を読んでいるあなたは、上記のように感じているかもしれません。

ジョブカンとは勤怠管理・シフト管理に長けているクラウドシステムであり、主に人事部・労務管理部などの工数削減に寄与しています。

あらかじめ評判や口コミをチェックしておけば、自社に導入した場合の活用事例をイメージしやすくなるでしょう。

今回は、ジョブカンの評判・口コミを調査してお伝えします。

メリット・デメリットにも触れるので、今後導入を検討している方はぜひご参考ください。

この記事をざっくりいうと
  • ジョブカンとは、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理・シフト管理システムのこと。
  • ジョブカンの良い評判・口コミは、導入が簡単なので担当者の工数が少ない・勤怠管理に割く時間を短縮できる、など
  • ジョブカンの悪い評判・口コミは、打刻の修正が面倒・オフライン環境では使えない、など
  • ジョブカンのメリットは、サポート体制が充実していること、必要な機能だけを自由に組み合わせて使えること、など
  • ジョブカンのデメリットは、従業員数に応じて日用意が膨らむこと、人事異動の度に設定変更が必要なこと、など
  • ジョブカンに向いている企業は、多様な働き方を導入している企業、テレワーク社員が多い企業、など
  • ジョブカンに向いていない企業は、頻繁に人事異動がある企業、大量一括採用や急速な規模拡大を想定している企業、など

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目次

ジョブカンとは

ジョブカン」とは、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理・シフト管理システムです。

既に15万社を超える導入実績を持つツールであり、ITトレンド年間ランキング(2021年度勤怠管理部門)でNo.1に輝きました。

中小企業から大企業まで使える利便性の高さも特徴であり、業種・職種を選ばず導入されています。

まずは、下記の基本的な概要をチェックしていきましょう。

ジョブカンの基本情報

下記でそれぞれについて解説します。

搭載機能

ジョブカンの搭載機能は、下記の通りです。

  • 出勤管理機能
  • シフト管理機能
  • 工数管理機能
  • 休暇・申請機能
  • スマートフォン(モバイル)操作機能
  • 集計・分析機能
  • 超過労働対策機能
  • 外国語表示機能

勤怠管理に関することは、全てジョブカンでできると思ってよいでしょう。

また、医療機関特化版のジョブカンもリリースされており、日勤・夜勤や複数回の休憩にも対応できるよう工夫されています。

自社の労働喚環境に合わせてカスタマイズしながら活用するのがおすすめです。

料金プラン

ジョブカンの料金プランは、下記の通りです。

  • 1機能利用:1ユーザーあたり200円/月
  • 2機能利用:1ユーザーあたり300円/月
  • 3機能利用:1ユーザーあたり400円/月
  • 4機能利用:1ユーザーあたり500円/月

料金は、使用する機能の数とユーザー数に応じて決定します。

「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のなかから、どの機能を使うかあらかじめイメージしておきましょう。

また、機能制限はあるものの完全無料で利用できるプランもあります。

まずは限られた範囲で無料利用し、使いやすそうであれば全社に拡大する、などの柔軟な方法を取ることも可能です。

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ジョブカンの良い評判・口コミ

ジョブカンの良い評判・口コミは下記の通りです。

導入が簡単なので担当者の工数が少ない

導入までのオンボーディングが丁寧で簡単なので、担当者の工数が少ないという口コミがありました。

「面倒な手続きがいらないので助かった」「意外とさくさく進んだので導入までの障壁が少なった」と感じている方が多いようです。

これまでExcelで管理していた会社でも、CSVによる流し込みができるようになっているので手入力での設定が要りません。

組織に根付くまでの定着支援も万全で、形骸化しないというメリットもあるようです。

勤怠管理に割く時間を短縮できた

勤怠管理を完全にクラウド化でき、バックオフィスの負担軽減になったという声が確認できました。

「その分他の仕事に時間を割けるようになった」「社内からの問い合わせ対応が激減した」という効果もあるようです。

業務効率の改善・残業や休日出勤の抑制にも効果が表れていくでしょう。

効率化により手が空けば、新たな業務を担当できる余裕が生まれるので会社全体にとってメリットが生まれるでしょう。

打刻機能が優秀で労務管理に役立つ

打刻機能が優秀で、タイムカードを押すのと変わらない使用感であることにポジティブな声が集まっています。

「打刻のためにわざわざ帰社する必要がないので助かる」という口コミもありました。

バックオフィスなど管理部門だけでなく現場にも受け入れられやすく、組織への定着が加速化します。

早退・遅刻・半休・時間有給など細かな労務管理ができるので、勤怠管理が正確になるメリットも実感されています。

良い評判・口コミをピックアップ!

Twitter上には、下記のような良い口コミが投稿されています。

ジョブカンの使い勝手がよく、満足している方が多いとわかります。

ジョブカンの悪い評判・口コミ

一方で、ジョブカンには悪い評判・口コミもあるので注意しましょう。

導入後にギャップが生じてしまわないよう、あらかじめ悪い評判にも目を通しておきましょう。

打刻の修正が面倒

一度打刻されてしまった内容を修正するには、管理権限を持つ担当者もしくは関連付けられている上司の承認が必要です。

「何度も修正を依頼され、却って手間がかかった」「システム上仕方がないことなのに現場から反発の声が上がった」という声も確認されています。

修正の度に申請が上がってくるのは、管理部門にとっても現場にとっても煩わしいでしょう。

従業員規模の大きな会社や、まだ従業員がジョブカンに慣れていない間は、面倒な手続きになることを覚悟する必要がありそうです。

オフライン環境では使えない

ジョブカンはクラウド型ツールなので、オフライン環境では使えません。

営業先から直帰中の地下鉄内から退勤を打刻しようとしてもできず、不便さを感じる可能性があります。

また、「自宅のWi-Fi環境が不安定」「災害によりインターネット環境が遮断された」というシーンでも使えなくなるので、注意が必要です。

指定された打刻機器が必要

ジョブカンを使うには、原則として下記いずれかの打刻方法を導入する必要があります。

  • PC+ICカードリーダーでの打刻
  • 指静脈認証機器での打刻
  • ピットタッチプロ2での打刻
  • NFC対応端末を使用した打刻
  • 顔認証打刻機器での打刻
  • マイページでの打刻
  • Web打刻での打刻
  • チャットツール連携での打刻

ICカードリーダーや指静脈認証機器を使う場合は、指定された打刻機器が必要です。

推奨されている機器以外も使えますが、動作検証はされていないので注意しておきましょう。

今使っているタイムカードがそのまま使えなくなる可能性もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

悪い評判・口コミをピックアップ!

Twitter上では、下記のような投稿が確認できました。

設定方法がわからず苦戦したり、ユーザーインターフェースが合わず使いづらさを感じたりしている方もいるようです。

導入してからギャップに気づいた場合、メリットよりデメリットの方が大きく感じるかもしれません。

最初は無料版から小規模で導入してみるなどして、使い心地を試してみましょう。

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ジョブカンのメリット

ジョブカンには、下記の通りさまざまなメリットがあります。

下記にメリットを感じる場合は、導入後の定着も早いかもしれません。

サポート体制が充実している

ジョブカンはサポート体制が充実しており、オンボーディングも丁寧です。

初めてクラウド型勤怠管理ツールを使う企業であっても、社員の基本情報登録から伴走してもらえるので大いに頼りましょう。

なお、下記のサポートは回数制限なく完全無料で使えます。

  • メールサポート
  • チャットサポート
  • 電話サポート

細かな設定については営業担当者だけでなくテクニカル部門の専門スタッフも加わってサポートしてもらえるので、不便さを感じることもありません。

ただし、オフィスにスタッフを派遣してオンボーディングするサポートはないので注意が必要です。

早朝・夜間・土日祝日には窓口が閉まってしまう点も、あらかじめ承知しておきましょう。

必要な機能だけを自由に組み合わせて使える

ジョブカンは、必要な機能だけを自由に組み合わせて使えるのが特徴です。

「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のうち、いくつ使うかで料金が変動するので要らない機能に課金する必要がありません。

管理画面のオプション機能は切り替えスイッチ式で自由に表示・非表示を選択でき、簡単な操作で使えるユーザーインターフェースも好評を得る要因となりました。

例えば、集計機能ひとつ取っても下記のように柔軟な機能が搭載されており、自由に追加・削除することが可能です。

  • パレットシフト
  • ラインシフト
  • シフトパターン作成
  • ポジション作成
  • シフト募集
  • シフト印刷
  • 予実管理
  • シフト公開
  • シフト申請通知
  • 確定シフト共有

必要最低限のコストだけかけたいときや、無駄な機能の一切を省いてシンプルに活用したいときにおすすめです。

事前の休暇・申請管理にも対応している

ジョブカンはワークフロー機能が搭載されており、事前の休暇・申請管理に対応しています。

オンライン上で有給取得届を作成した場合、ボタンひとつで直属の上司に承認を依頼でき、承認がされれば自動で人事部(もしくは労務管理部)に届きます。

勤怠情報にも自動反映されてカレンダーが埋まるので、その日に会議・出張などが入ってしまうリスクもありません。

同様に、遅刻・早退・出張・テレワークなどの申請もでき、管理の手間を減らせます。

働き方改革関連法案にも随時対応してくれる

2019年4月から施工された働き方改革関連法案にも随時対応しており、労務管理に関する新しい情報が常にインポートされていきます。

例えば設定期間中に有給を5日以上取得していない社員がいれば、自動でアラートを出したり直属の上司に通達したりすることが可能です。

設定時間以上に残業している社員だけをリストアップしたり、勤務間インターバルを守れていない部門の調査をしたりすることもできるので、活用していきましょう。

なお、今後新たな法案が成立・改正された場合、現在のジョブカンは自動でアップデートされます。

アップデートに伴う更新費用はかからないので、担当者が情報をキャッチアップする余裕のない企業にもおすすめです。

初期費用・サポート費用がかからない

ジョブカンは、原則として初期費用・サポート費用がかかりません。

メール・電話・チャットによるサポートは全て料金に含まれており、アップデートに伴う更新費用も不要です。

唯一、ジョブカンが推奨するタッチ式の打刻機器などを使う場合はレンタル代がかかりますが、Web上での打刻にする場合は費用がかかりません。

コストパフォーマンスを重視したいときや、最低限のコストで効率よく運用したいときに検討してみましょう。

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ジョブカンのデメリット

ジョブカンには、メリットだけでなく下記のようなデメリットも存在します。

あらかじめチェックしてリスクに備えたい方は、下記をご参考ください。

従業員数に応じて費用が膨らむ

ジョブカンの料金は使用するユーザー数に応じて上下するので、従業員数に応じて費用が膨らみます。

多くの部署で導入するほど高額になり、想定していた以上のコストになることもあるでしょう。

とはいえ一度導入したツールを完全に取り下げると社内の理解を得るのが難しく、ランニングコストが課題となるケースが多いのです。

今の従業員数でコストを試算することはもちろん、将来的なコストにも目を向けて導入を判断していく必要がありそうです。

人事異動の度に設定変更が必要

ジョブカンは直属の上司に勤怠申請できる便利なワークフロー機能がありますが、当然ながら人事異動の度に設定変更しなくてはいけません。

誰の上司が誰になったのか、細かく設定・修正する時間を確保しておきましょう。

SVCで情報をインポートしたり組織体制に合わせて半自動で設定したりする機能もありますが、組織体制自体が変更になったときは1から設定する必要があります。

また、退職者・新入社員が出たときにも同様の手続きが求められます。

毎月何日にチェックするかなど、新たなルーティンワークを組んでおくことが大切です。

従業員500人以上の場合は別途見積りが必要

従業員数500人以上の企業がジョブカンを使う場合、別途見積りを取得する必要があります。

単価やプランの内容は明かされていないので、ジョブカンの担当者と相談しながら決める必要がああるのです。

反対に、従業員数が500人以上でも、導入部署が限られていてユーザー数が500人を超えない場合は従来の料金プランが適用されます。

用途や目的に合ったコストになるか、事前に試算しておきましょう。

ジョブカンに向いている企業

ジョブカンに向いている企業は、下記の通りです。

上記にひとつでも該当する場合、ジョブカンの導入を前向きに検討してよいでしょう。

ニーズに合った企業が導入することで、ジョブカンのメリットも最大化されます。

多様な働き方を導入している企業

多様な働き方を導入している企業の場合、勤怠管理が複雑になりやすくバックオフィスの負担が増加しやすいのが懸念点です。

ジョブカンのような勤怠管理ツールを導入し、誰が何時から何時まで働いているか可視化しやすくするとよいでしょう。

具体的には、下記のような企業が挙げられます。

  • 日勤・夜勤・準夜勤などがある企業
  • 複数回の休憩を設けている企業
  • フレックスタイム制度がある企業
  • サテライトオフィス勤務やモバイルワークが多い企業
  • 事前申請のある早退・遅刻・中抜けなどに寛容な企業
  • 分単位の有給取得に積極的な企業
  • 残業・休日出勤の機会が多い企業

「きちんと労働時間の管理している」という実績が従業員に与える安心感は強く、エンゲージメントを上げる要因になるケースも多いです。

まずは自社の勤怠状況を正確に知るためにも、ジョブカンを導入してみましょう。

テレワーク社員が多い企業

テレワーク社員が多い企業は、従業員の勤怠実績が不透明になりやすいという課題を抱えがちです。

また、テレワークとオフィスワークを組み合わせている場合、「今日はどこで働いているか」が見えづらくなるので注意しましょう。

ジョブカンでは、勤務実績とパソコンの使用ログを簡易的に連携させることが可能です。

事前に申請があった通りの時間帯に就業しているか、誰がどこで働いているかを一目で可視化できるので、労務管理に最適です。

直属の上司による1on1や個別のフォローアップもしやすくなるので、テレワーク中の勤怠管理や孤独感に課題を感じる企業こそ導入していきましょう。

直行直帰が多い企業

ジョブカンはWeb上での勤怠打刻に対応しているので、直行直帰が多い企業にも最適です。

例えば、取引先のオフィスから自宅に直帰する場合、帰りの電車内からタイムカードを打刻できます。

同じように出張に向かう間に出勤を打刻することもでき。、タイムカードのためにわざわざオフィスに戻る必要がありません。

従業員のワークライフバランス改善の面でも、効果がある取り組みです。

労務管理を徹底したい企業

労働環境の適正化や働き方改革に注目が集まっている昨今、労務管理を徹底したいと考える企業が増えています。

ジョブカンは勤怠状況を可視化できるツールであり、組織の課題・問題点を認識するきっかけとしても使えるので活用していきましょう。

例えば、下記のような活用法があります。

  • 特定部門だけ残業が多いことが判明したので、人員の新規採用を検討した
  • 有給消化率が低いと判明したので、交代で休みを取得した
  • 13時から15時にチームメンバーの在席率が高くなることが判明したので、その時間帯にミーティングを設けた
  • 事前申請のない遅刻・早退が多い社員が判明したので、直属の上司にヒアリングをおこなった

また、ジョブカンは働き方関連法案に対応していることも強みです。

下記のような法案への対処法を模索しているときに検討するのもよいでしょう。

  • 年5日年次有給休暇の確実な取得
  • 時間外労働の上限規制
  • 月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金
  • 勤務間インターバル制度
  • 同一労働同一賃金法
  • フレックスタイム制の見直し
  • 36協定や特別条項の締結
  • 産業医・産業保健機能の強化
  • 高度プロフェッショナル制度

特に残業・休日出勤の増加や有給消化率の低さは、従業員のモチベーションにマイナスの影響を与えます。

従業員から訴えがある前に会社が気付き、独自に対策していく必要があると心得ましょう。

多言語対応したい企業

ジョブカンは、下記の言語に対応しています。

  • 日本語
  • 英語
  • 韓国語
  • スペイン語
  • タイ語
  • 中国語
  • ベトナム語

多言語対応したい企業・海外出張や海外赴任の多い企業・多様な外国人労働者のいる企業でも、導入しやすいツールと言えるでしょう。

また、管理者とスタッフそれぞれが自由に表示言語を設定できるので、「管理者は日本語で・特定のスタッフだけベトナム語で」と使い分けられます。

自社の外国人労働者比率や今後の人材戦略次第では、ジョブカンによる管理が大きな助けとなるかもしれません。

管理部門の規模を縮小したい企業

管理部門の規模を縮小したい企業にも、ジョブカンがおすすめです。

勤怠管理や労務管理の効率化を図ることで、これまで管理業務を担当していた人員を削減できます。

ジョブカンで取得したデータをもとに半自動で給与計算するRPAを作れば、経理部門も縮小できるでしょう。

どの部門・役職・年代・地域で過剰労働が起きているか可視化し、人事戦略づくりを短縮化する方法もあります。

バックオフィスはどの企業にも欠かせない部門ですが、維持にはコストがかかることも事実です。

コスト削減やコンパクトオフィス化したいときに、DXの一環として導入してみるのもおすすめなのです。

バーチャルオフィスを導入している企業

バーチャルオフィスとは、バーチャル空間上のオフィスを活用する方法であり、オフィスとして実態を持たないのが特徴です。

つまり、「社員がオフィスに出勤する」というスタイルがないので、テレワークと同じく勤怠管理しづらいのが懸念されてきました。

しかし、ジョブカンのような勤怠管理ツールがあれば、直接顔を合わせずとも社員の働きが可視化されることになります。

正確な労務管理・給与計算を支える要因になるので、ぜひ導入を検討してみましょう。

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ジョブカンに向いていない企業

最後に、ジョブカンの利用に向いていない企業を紹介します。

上記に該当する企業が無理にジョブカンを導入すると、後々生じるミスマッチに悩むかもしれません。

本当に自社の課題がジョブカンで解決できそうか、冷静に検討していきましょう。

頻繁に人事異動がある企業

頻繁に人事異動がある企業では、その都度ワークフローの設定変更が求められます。

誰が誰の上司になったのか、勤怠管理の変更・承認権限を持つのが誰なのか、細かく設定していく必要があるのです。

毎月のように頻繁な人事異動があると、その分バックオフィスの負担も増加します。

場合によっては月1回のチェック日を設けても最新状態がキープできない可能性もあるので、自社の体制と相談しながら利用を検討していきましょう。

大量一括採用や急速な規模拡大を想定している企業

大量一括採用を検討している企業の場合、利用ユーザー数が増大し、ランニングコストが嵩む可能性が高いです。

特に100名を超える新卒採用を検討している大企業や、毎月定期的に中途採用者が入社する企業は注意しておきましょう。

また、アルバイトにジョブカンでの勤怠管理を適用する場合、入退社のタイミングがバラバラなので都度の設定が求められます。

「ジョブカンを導入したら却って面倒になった」「設定変更にばかり手が取られて他のルーティンワークが進まない」ということになりかねません。

また、今後急速な規模拡大を検討している場合も、従業員数増加に伴うコスト・負担増が予想されるので要注意です。

全従業員がオフィスワークの企業

全従業員がオフィスワークしている場合、あえてジョブカンを導入するメリットが薄まります。

紙のタイムカードとシステムが連携しているツールであれば、最低限の労務管理には十分対応できるでしょう。

多拠点展開せず数支店でのみ営業している場合も、情報の統合にさほど時間がかからないので、あえてコストをかけて勤怠管理ツールを導入する必要がありません。

自社で導入した場合にどのようなメリットが得られるかをイメージしながら、検討することが大切です。

勤怠管理を社労士事務所に委託している企業

勤怠管理業務を社労士に完全委託している場合、社労士がジョブカンを操作する必要があります。

社労士によってはクラウドツールの利用に前向きでなかったり、別途設定に伴う手数料が発生したりするケースもあるので、事前に相談しておきましょう。

メインの管理権限が社労士についてしまい、実質社内で管理できなくなる、という弊害も生じます。

また、同じく給与管理情報を閲覧することのある税理士・公認会計士などの連携も考える必要があります。

一方がクラウドの導入に積極的で、もう一方が消極的、となったらどちらの顔を立てるべきか迷うこともありそうです。

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まとめ

ジョブカンは、導入企業実績や顧客満足度の高いクラウド勤怠管理ツールです。

メリットを最大限活かすことができれば、労務管理業務の効率化・バックオフィスの負担軽減・正確な勤怠管理などさまざまな利点を感じられるでしょう。

一方、打刻修正にかかる手間や人事異動・入社・代謝に伴う設定変更などのデメリットを承知しておく必要もあります。

今回紹介した評判・口コミを参考に、自社にマッチするツールかイメージを重ねましょう。