One人事(旧スマカン)とは?特徴・料金・機能・導入事例まで評判・口コミから徹底解説!

本記事では『One人事(旧スマカン)』についての評判を紹介しています。One人事は労務、勤怠管理・給与計算から人事評価・育成、そしてタレントマネジメントまで一気通貫の人事管理を実現できるシステムです。評判とあわせて概要や特徴、機能、導入メリットやよくある質問まで詳しくまとめています。導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

One人事(旧スマカン)の評判・レビュー・口コミを紹介

『One人事』の評判の一例を紹介します。

  • UI画面がシンプルで使いやすい
  • カスタマイズ性の自由度が高い
  • コミュニケーションが活性化する

UI画面がシンプルで使いやすい

One人事はシンプルで操作性のよいUI(ユーザーインターフェース)が特徴です。わかりやすい画面表示により誰でも直感的な操作で使用でき、目標の進捗も一目で確認できます。「日常業務でパソコンやスマートフォンを使用しない社員も使いやすそうな設計だった」という声も上がっています。

画面の見やすさと設定の自由度は両立しない場合も多いですが、One人事は設定の自由度も高く、ユーザーのニーズにあわせた画面のカスタマイズにも対応。目標管理の機能では目標に対する進捗をグラフで表示し、進捗を視覚的にとらえられるのが好評のようです。

カスタマイズ性の自由度が高い

カスタマイズ性の高さにより自社の評価方式も反映しやすく、システムでの再現性が高いのも特徴です。

システム化しても現在の運用からスムーズに移行できるので、導入後もストレスなく使用できます。

自社の運用方法をシステムでも再現したいというニーズは多く、自由度の高い設計はシステム化してもスムーズに運用を開始でき、快適に使える導入の決め手につながるのでしょう。

コミュニケーションが活性化する

One人事の導入が「社員間での互いの業務内容の把握を促し、社員同士でのコミュニケーションが生まれるきっかけになった」という声が上がっています。上司・部下、同僚同士で考えや業務を確認できるので、コミュニケーションツールとして機能している事例もあるようです。

また人事評価制度のフローの充実や、評価制度に柔軟に対応できるシステム設計により社員のモチベーション向上が期待できるという声も見受けられます。評価制度のシステム化により、自らの業務への評価やアドバイスをもらう機会が増えたと感じている人も多いようです。

One人事(旧スマカン)の概要・特徴

人事労務から人材管理まで一気貫通できる

One人事は勤怠管理や給与計算を含む人事・労務管理から人事評価、スキル管理、人材育成・配置などのタレントマネジメントまで管理が可能な人事管理システムです。

一般企業から官公庁まで、累計利用者数60万人以上の豊富な導入実績もポイント。

人事労務と人材マネジメント1つのID・UI・DB(データベース)で、一気通貫で利用できる点が特徴で、複数のシステムをAPI連携で使用する煩雑さを避けられます。

それぞれの機能ごとに特化した製品をラインアップしており、必要な機能のみをピックアップして利用できるため、予算感や企業規模に合わせたカスタマイズが容易。クラウド型の利用形態にも対応しており、タレントマネジメント機能はオンプレミスでの利用も可能です。

One人事(旧スマカン)の機能

One人事は以下の機能を備えており、それぞれを独立したクラウドサービスとして利用できます。それぞれの機能別にシステムで対応可能な業務を紹介します。

  • 労務管理
  • 勤怠管理
  • 給与計算
  • タレントマネジメント(人材情報管理)

労務管理:One人事[労務]

『One人事[労務]』は労務管理業務のペーパーレス化、効率化を実現するシステムです。

入社手続き、電子申請(e-Gov連携)、書類配付・電子契約、年末調整、マイナンバー管理、Web給与明細などに対応した機能を持ち、各種業務をシームレスに行えます。

勤怠管理:One人事[勤怠]

『One人事[勤怠]』では多様な働き方に合わせた勤怠管理を実現できます。

システム導入により出勤管理、勤務データ集計、シフト管理、36協定管理、休暇・申請管理、各種アラート通知などの業務を効率化可能です。労働関係の法改正にも対応しています。

給与計算:One人事[給与]

『One人事[給与]』は導入により給与計算をより速く、簡単に進められる機能です。

給与・賞与計算、税・社保の計算、年末調整計算、Web給与明細、帳票出力、サービス連(CSV連携)などに対応し、勤怠管理と一体化した効率的な給与計算を実現します。

タレントマネジメント:One人事[タレントマネジメント]

『One人事[タレントマネジメント]』は社員の能力を引き出し、組織の成果を高めるための機能を搭載。

目標管理、人事評価、人材育成・配置、スキル管理、エンゲージメント調査、人的資本情報開示、人材データベースの機能を備え、組織の生産性向上に寄与します。

これらのサービスを組み合わせることによって、統合型人事管理システムの構築も可能です。

One人事(旧スマカン)の料金

  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ

料金体系は初期費用+月額料金からなり、利用人数に応じて金額が変動します。詳細な利用料金はHPより見積もり依頼で確認可能です。単独サービスだけでも導入可能な体系で、フルパッケージプランも提供されています。

One人事(旧スマカン)のメリット

One人事のメリットは次の3つです。

  • 人事関連業務を一気通貫で管理できる
  • 必要な機能から利用が開始できる
  • 初心者でも使いやすく設計されている

人事関連業務を一気通貫で管理できる

One人事の導入により統合型人事管理システムを構築できるので、1つの製品で人事業務に関するさまざまな課題を一気通貫で解決可能です。共通のデータベースで管理されるデータは、1回の入力で全ての製品にリアルタイムで反映されます。

複数の機能を導入してもすべての製品が同じUIで使えるため、システムの使い方を覚える時間も最低限。不明点がある時のサポート問い合わせや、請求書発行などの業務の手間を増やしません。

必要な機能から利用が開始できる

対応する機能ごとに分かれたモジュールを、必要に合わせて単独や組み合わせた形で利用できます。たとえばタレントマネジメントはすでに別のサービスを導入している場合でも、One人事[勤怠]とOne人事[給与]のみを組み合わせて使うことで無駄なく運用が可能です。

途中からのプラン追加にも対応しているので、導入後に必要になった機能をそのタイミングで利用することや、システムの使用感を確かめながら徐々に機能を増やすこともできます。自社の目的や予算にあわせた柔軟な運用を実現できるでしょう。

初心者でも使いやすく設計されている

One人事はシステムに関する専用知識のない社員でもストレスなく使用できるようシステムが設計されています。直感的な操作が可能なUIにくわえ、1つのIDですべてのサービスを使えるのでIDやパスワードの管理や確認にも困りません。

複数システムを運用していると煩雑に感じがちな、API連携やマスターデータの不一致などの問題に悩まされることなく、シンプルに使用できるでしょう。

One人事(旧スマカン)のデメリット

One人事のデメリットは次の2つです。

  • 必要なサービスを自社で組み合わせる必要がある
  • 一気通貫での管理にはフルパッケージでの導入が必要になる

必要なサービスを自社で組み合わせる必要がある

One人事は労務・勤怠・給与など業務領域ごとにサービスが分かれています。単独あるいはフルパッケージ以外の利用を検討している場合は、自社に必要なサービスをピックアップする必要があるでしょう。

まずは自社に必要な機能を整理し、どのモジュールを利用すれば目的の業務を効率化できるか事前の確認が必要です。自社でのコーディネートや決断に不安がある場合は、あらかじめ問い合わせで相談しながら決定するのも1つの手段です。

一気通貫での管理にはフルパッケージでの導入が必要になる

One人事で一気通貫の人事管理システムを構築するにはフルパッケージでの導入が必要です。フルパッケージの導入には既存システムからの刷新が必要になる場合が多く、刷新のプロセスは大がかりなものになるでしょう。

導入する規模に相応の時間とコストがかかることが考えられるため、期間や予算の見積もりが重要になります。計画通りに運用を開始するためには、導入サポートを受けながら、綿密なコミュニケーションが必要になるでしょう。

その他おすすめの人事管理システム比較表

One人事のほかにおすすめの人事管理システムを紹介します。

システム名 業務面での強み 特徴
freee人事労務 細かい機能が備わっている サポート体制が充実している
リモート産業保健 従業員ストレスの一元管理、支援ができる 産業保健の法的義務を手厚くサポート
HRBrain 組織改善コンサルティングがある サポート体制が手厚い
タレントパレット 経営の意思決定サポート ヘルスケア管理ができる
CYDAS 人事管理、労務管理、タレントマネジメントまで対応 目的に応じて機能をカスタマイズできる
スマカン 人材情報や目標を一元管理して見える化 ニーズに応じて自由にカスタマイズ

それぞれのサービスについては以下の記事で詳しく紹介しています。人事管理システムの導入を検討している方はご覧ください。

人事管理システム比較おすすめ13選【2024年版】目的別機能・失敗しない選び方まとめ – ビジトラmedia

One人事(旧スマカン)に関するよくある質問

スマカンとOne人事は同じサービス?

名称が変更になっていますが、スマカンとOne人事は同じサービスです。One人事を運営するOne人事株式会社は、2023年10月1日に事業領域拡大に伴い、スマカン株式会社からOne人事株式会社に社名変更しています(※)。

社名変更に伴ってサービス名称も変更され、現在のOne人事となっています。

※”One人事公式HP“参照

スマカンにはオンプレミス版はある?

One人事(旧スマカン)の一部サービスはオンプレミスでの利用にも対応しています。『One人事タレマネ・オンプレミス』はオンプレミスでの利用に対応しており、自社固有の制度や運用形態にあわせたカスタマイズが可能です。

目標管理機能、人事評価機能、キャリア管理機能、タレント分析機能、スキル管理機能など、人事業務に必要なさまざまな機能を網羅しており、モジュールごとの導入にも対応しています。

まとめ

ここまでOne人事(旧スマカン)の評判や機能、導入メリットについて解説しました。

直感的なUIで操作が簡単な点や、カスタマイズ性の自由度が高いという評判は、既存のパッケージ型人事管理システムや、Excelやスプレッドシートを利用した人事管理の再現性に悩んでいる企業にとって見逃せない特徴です。必要なサービスのみに絞ったスモールスタートにも対応していて、利用途中での柔軟な機能拡張にも対応しています。

自社の規模に合わせた人事管理システムをお考え方は、この記事を参考にOne人事の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事では厚生労働省のガイドラインとデジタル庁のワークライフバランスとDX推進に準じ、それを達成する手段と正規の勤怠管理システムを紹介しています。
当サイトでおすすめしているものは、一般社団法人日本クラウド産業協会のクラウドサービス情報開示認定制度から得られた情報や、各Saasサービスの最新の公式サイトの情報を参考にしています。