リモートワークも増え、会議や商談をオンラインで行う企業も増えてきました。
そんな時に役立つのが、ビデオ通話アプリです。
オンラインでもスムーズに会議や商談を行うことが可能で、多くの企業で使用されています。
しかし、多くのビデオ通話アプリが存在するので、どれを使えばいいか悩むところでしょう。
また、どこまで無料で使用できるのかも気になりますよね。
本記事では、無料で使用できるビデオ通話アプリを中心に、おすすめのツールを紹介していきます。
その他、通信料や使用シーン別での比較もまとめました。
本記事を参考に、自社に合ったサービスを見つけましょう。
- 導入前に基本機能が無料かどうかを確認しよう
- ビデオ通話アプリを比較する際は、同時利用人数に注意しよう
- ビデオ通話アプリ使用前に、自社のWi-Fi環境を整えることが重要
- 本格的なビジネス利用の際は、有料プランを検討することがおすすめ
目次
ビデオ通話アプリを選ぶポイント
こちらでは、ビデオ通話アプリを選ぶ際の5つのポイントを紹介します。
アカウント登録の必要性
ビデオ通話アプリによって、インストールすればすぐに利用できるアプリ、メールアドレス等を登録してアカウントを作成しないと利用できないアプリもあります。
一度に大人数が参加できるアプリは、オンライン授業等に最適ですが、参加者がいちいちアカウントを作成する必要があると、やはり面倒な作業となります。
そのため、例えばzoom・cisco webex meetingstでは、ホストがアカウントを持っていれば大人数を集めてミーティングを開くことができます。
これなら、仮にオンライン授業を行う場合、アカウントが必要なのは先生だけ、生徒のアカウントは不要です。
逆に、ビデオ通話をする相手が既にアカウントを持っていれば、あまりアカウントの有無は問題とならないはずです。
基本機能は無料か?
やはりビデオ通話アプリを利用するからには、なるべく無料で使いたいものです。
LINEやskypeは基本無料で全ての機能が利用できます。
zoom・slackは無料と有料プランがあります。
いろいろなビデオ通話アプリの機能と比較した上で、有料プランを使った方が良いなら、契約を申込むべきでしょう。
確かに有料プランなら、便利な機能の追加や参加人数の追加が期待できます。
ただし有料プランを申し込んでも、機能を持て余したり、他のビデオ通話アプリで同じような機能が無料で提供されたりしているなら、よく検討してからどうするかを決めた方が無難です。
データ通信の快適さ
データ通信の軽さも選ぶポイントです。
光回線につないだパソコンからアプリを利用するならともかく、スマートフォンやiPhoneでアプリを利用することもあるでしょう。
その場合は、なるべくデータ通信の軽い方が利用の際にストレスはかかりません。
とはいえ、通話中に画像や動画を送受信、ユーザーの利用が集中する時間帯では、速度は鈍ります。
その場合は、Wi-Fi環境を整えて利用した方が無難です。
せめてポケットWi-Fiを利用して対応できる準備をしていれば、通信が重くなるのをある程度カバーできるはずです。
音質はどうか
通話アプリでは音質の良さも選ぶポイントです。
いかに相手の顔を見ながらお話しできても、聞き取り難ければやはりストレスはたまってしまいます。
音質が低下しても、skypeやGoogle Meetのように、発言が自動的に字幕として表示されるサービスがあれば安心できます。
また、discordはゲームに適した通話アプリですが、ゲーム中に使っても音質が落ちにくいアプリと言われています。
ただし、音質が低下してしまう傾向の強いアプリでも、パソコンで光回線を使えば低下は避けられるはずです。
やはり、大事なオンライン会議は、パソコン(かつ光回線)で行った方が無難です。
ニーズに合った機能を選ぶ
もしもご自身が、ビジネス専用でビデオ通話アプリを利用したいなら、やはり録画機能や相手方と情報を共有しやすい機能を選ぶべきでしょう。
逆に、友人や趣味の合う方々との交流をしたいならば、遊び心のある機能(LINEのスタンプやビデオ画面に落書きできる機能等)にこだわりたいはずです。
また、ビデオ通話アプリを1つだけでなく、「ビジネスならこのアプリ、プライベートならこちら」と分けて利用するのも良い方法です。
このような選び分けをする場合は、やはり各アプリを良く比較検討することが求められます。
無料で使えるビデオ通話アプリ9選
こちらでは、おすすめの無料ビデオ通話アプリ9選を紹介しましょう。
skype
「マイクロソフト社」が提供する世界で最も有名なビデオチャットサービスです。
アカウント登録は不要、時間制限もありません。
最大50人のビデオ通話が無料、パソコンやタブレット、スマートフォンいずれでも利用可能です。
skypeの機能は次の通りです。
skype(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 |
ビデオ:50人まで 通話のみ:100人まで |
時間制限 | 無 |
アカウント登録 | 不要 |
電話機能(通話代かかる) | 25 の国/地域で提供 |
SMS | 直接テキスト・メッセージ送信可 |
通話レコーディング | 重要事項を記録 |
リアルタイムの字幕 | 話されている言葉を文字で読む |
プライベート会話 | エンドツーエンド暗号化使用 |
時間制限なしでビデオ通話が利用できるのは魅力です。
Skypeでは通話をレコーディングして、会議等の重要な決定事項にメモを付けることができます。
また、リアルタイムの字幕を使えば、話している言葉を文字として読むことができます。
プライベート会話なら「エンド ツー エンド暗号化」を使用し、機密性の高い会話内容を守ります。
ただし、データ通信量が重く、Wi-Fi環境が整備されていないと不便という指摘もあります。
zoom
出典:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
「Zoomビデオコミュニケーションズ」が提供するビデオチャットサービスです。
アカウント登録はホストのみ必要なだけで、時間制限もありません。
最大100人まで参加が可能、パソコンやタブレット、スマートフォンいずれでも利用可能です。
zoomの機能は次の通りです。
zoom(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 |
参加者:100人まで ※デフォルトで最大100人の参加者を追加可能 |
時間制限 |
・グループミーティング:最大40分 ・1対1ミーティング:無制限 |
アカウント登録 | ホストのみ必要 |
電話機能(通話代かかる) | 55カ国以上に対応 |
チャット機能 | チャットから直接ミーティング参加可 |
録画機能 | 自動生成されメモとして残せる |
アンケート・質疑応答機能 | 参加者の意見を視覚化 |
カレンダー連携 | カレンダーから直接ミーティング参加 |
無料でも最大100人までホスト可能です。
ただし、3人以上のグループミーティングでは最大40分まで利用可能です。
無料でグループミーティングをする場合、スムーズな進行が必要です。
1対1ミーティングでは何時間利用してもOKです。
slack
出典:https://slack.com/intl/ja-jp/
日本では「Slack Japan株式会社」が提供するビデオチャットサービスです。
ビジネス向けに特化したコミュニケーションサービスで、無料の場合は1対1のビデオ通話のみのシンプルな機能となっています。
期限を定めず、まずはslackを試したい小規模チームの方々へ最適なサービスです。
slackの機能は次の通りです。
slack(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 1対1のみ |
時間制限 | 無制限 |
アカウント登録 | 必要 |
ビデオ・音声通話 | 1対1のみ |
メッセージ | 10,000件まで |
アプリ連携 | 最大10 |
ファイル共有 | パブリックファイル全て1か所で保存 |
通知をパーソナライズ | ニーズに合わせて細かく設定可 |
ビデオ・音声通話いずれも1対1のみですが、時間制限は無制限です。
Googleドライブ、Office365 や、その他アプリ等10個を組み合わせることができます。
Slack上にプロジェクトやトピック、グループ専用の場所を作ることができ、チャンネルはパブリック設定や、プライベートにも設定できます。
Google Meet
出典:https://apps.google.com/intl/ja/meet/
「Google社」が提供するビデオチャットサービスです。
参加者は100人まで利用可能なのでオンライン授業に最適です。
会議の開催回数は無制限なので、長期継続して利用しても安心です。
Google Meetの機能は次の通りです。
Google Meet(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 参加者:100人まで |
時間制限 |
・グループミーティング:最大60分 ・1対1ミーティング:24時間 |
アカウント登録 | 必要 |
会議の開催回数 | 無制限 |
字幕 | 発言が自動的に字幕として表示 |
チャット | 会議中チャット・メッセージ送信可 |
セキュリティ | デフォルトで暗号化 |
参加者と画面を共有 | ドキュメントを共同編集可 |
無料でも最大100人までミーティング参加が可能です。
ただし、3人以上のグループミーティングでは最大60分まで利用できます。
一方、1対1ミーティングでは24時間利用可能です。
また、参加者と画面を共有し、プレゼンテーションを共有やドキュメントを共同編集できます。
Googleの音声認識テクノロジーで、会議中の発言が自動的にリアルタイムで字幕として表示される機能も便利です。
cisco webex meetings
出典:https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html
「シスコウェベックス社」が提供するビデオチャットサービスです。
ノイズの軽減された聞き取りやすい音声が魅力となっています。
無料の場合、ミーティングの参加者は最大100名まで、最大50分間利用が可能です。
iPhone、iPad、Android、ウェアラブル端末にも対応しています。
cisco webex meetingstの機能は次の通りです。
cisco webex meetings(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 参加者:100人まで |
主催者時間制限 | 最大1名最大60分 |
時間制限 | 最大60分 |
アカウント登録 | 必要(ホストのみ) |
画面共有 | PC・モバイルとも共有 |
参加機能 | チャット、メモ、挙手、投票機能あり |
録画 | 会議をPCで保存可 |
セキュリティ | エンドツーエンド暗号化 |
制限なしのダイレクトメッセージングとグループメッセージングが可能で、会議の際は双方向型ホワイトボードが便利です。
パーソナル会議室をロックできたり、参加時にミーティングパスワードを要求したりとセキュリティにも配慮されています。
messenger
「Facebook, Inc.」が開発したメッセージングアプリのビデオチャットサービスです。
ライブビデオチャットで友達・家族とつながることが可能、当然ビジネス通話にも活用できます。
このグループビデオ通話は最大8人まで参加可能で、高品質の音声・高画質の動画が利用でき、フェイスフィルター等機能も用意されています。
messengerの機能は次の通りです。
messenger(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 参加者:8人まで |
時間制限 | 無制限 |
アカウント登録 | Facebookアカウント必要 |
ファイル、写真、動画 | 無制限 |
メッセージと通話 | 無制限に無料 |
ビジネスとチャット | サービス予約・カスタマーサポート |
SMS機能 | 複数のアプリを開かなくても連絡可 |
スタンプ、GIF、絵文字 | ビデオ通話にエフェク・フィルターを追加可能 |
グループビデオ通話は最大8人と限定されていますが、時間制限はありません。
ビデオ通話、テキスト通話、音声通話ファイル全て無料です。
写真、動画も無制限でやり取りができます。
ただし、Facebookアカウントが必要なので、まずはFacebookへ登録する必要があります。
MicrosoftTeams
出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
「マイクロソフト社」が提供するビデオチャットサービスです。
ビジネス用チーム管理アプリとして利用されています。
会議時間60分までですが回数無制限で開催可能、最大100人のビデオ通話が無料です。
クライアント・外部のパートナーとの共同作業が実現でき、自社のデータに対するコントロールも維持します。
MicrosoftTeamsの機能は次の通りです。
MicrosoftTeams(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 100人まで |
時間制限 | 60分まで |
アカウント登録 | 必要 |
チャット | チャットやチャネルいくつでも作成可 |
コミュニケーション | 最大500,000人の社内外のユーザーに対応 |
ゲストアクセス | 重要事項を記録 |
リアルタイムの字幕 | クライアント・外部のパートナーと共同作業可能 |
クラウドストレージ |
・共有ストレージ:10GB ・個人用ストレージ:2GB |
オンライン授業等に最適のアプリですが、無料版では会議のレコーディングができません。
また、共同作業に関してはOffice デスクトップ・アプリも利用できません。
ただし、Windows、Mac、iOS、Android でデバイスの種類を越え、53の言語と181の国/地域で利用できる点は魅力です。
discord
「Discord Inc.」が提供するビデオ通話・音声通話・VoIPフリーウェアです。
ゲームに特化した通話アプリとして利用されています。
より気楽で使いやすいビデオ通話が可能、ビデオ越しに手を振ってみたり、友達のゲームのストリーミングを見たり、画面共有でお絵描きセッション等もできます。
PCでも利用できるため、違うデバイスでゲームをしている人とも通話が容易なのは魅力です。
discordの機能は次の通りです。
discord(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 10人まで |
時間制限 | 無制限 |
アカウント登録 | 必要 |
チャット | チャット複数作成可 |
オーバーレイ機能 | ゲームを全画面でプレイしていても誰の発言かわかる |
コンタクトリストの移行 | 他のチャットツールからの移行も可 |
サーバーリージョン | 日本が選択可 |
テキストチャット | オフライン時のチャットも読める |
ゲームやヨガ教室、お笑いファンクラブといった、どちらかといえば趣味の合う人たちとの交流目的のためのサーバーが多く作られています。
その一方で、ポッドキャスト・ビジネスの基盤として活用している方々も存在します。
LINE
「LINE株式会社」が提供する無料のチャット・通話が利用できるサービスです。
ビデオチャットももちろん可能です。
トークグループを作成した上で、画面右上の電話マークをタップ後、画面上部の「ビデオ通話」をタップするだけで簡単に利用できる点が魅力です。
ビデオ通話のエフェクト・フィルターを使ってより楽しくコミュニケーションができ、最大参加可能人数200人まで、時間制限なしで利用可能です。
LINEの機能は次の通りです。
LINE(無料) | 機能 |
---|---|
最大参加可能人数 | 200人まで |
時間制限 | 無制限 |
アカウント登録 | 必要 |
公式アカウント | 最新情報やクーポンが届く |
トーク | テキスト・スタンプ・写真・動画等送信可 |
電話 | 国内・国外無料 |
タイムライン | 気軽に自分の気持ちをシェア可能 |
LINEウォレット | 送金、QRコード決済が可能 |
LINE利用者には、「スタンプ・絵文字・着せ替え」が人気となっています。
大人気キャラクターから、シュールなものまで、ご自身の気持ちが伝わる多種多様なスタンプ・絵文字を展開されています。
なお、LINEスタンプとは、多種多様なスタンプを利用することで、文字を入力しなくても会話が成り立つサービスと言えます。
このLINEスタンプでは、ステッカーやシールを集める感覚で、いろいろなスタンプを購入する楽しみがあります。
一方、基本的なビデオ通話の機能も揃っているので、ちょっとしたミーティング等にも最適です。
画メッセージを残すことや、音声メッセージ、写真、メモ、絵文字を共有することもできます。
9個のビデオ通話アプリを比較
こちらでは、同時に使用できる人数・特徴・通信品質を比較してみましょう。
同時に使用できる人数を比較
こちらでは、あらためて一度に何人のユーザーが利用できるかを比較してみます。
無料のビデオ通話アプリ | ビデオ通話同時利用可能人数 |
---|---|
LINE | 200人まで |
zoom | 100人まで |
Google Meet | 100人まで |
cisco webex meetingst | 100人まで |
MicrosoftTeams | 100人まで |
skype | 50人まで |
discord | 10人まで |
messenger | 8人まで |
slack | 1対1のみ |
同時利用が可能な人数を見れば、LINEは圧倒的と言えます。
同時利用が可能な人数が多ければ多いほど、機能が優れたビデオ通話アプリを断言はできません。
まずは、ビジネス会議等で利用するなら録音機能があるか、セキュリティは充実しているか等を検討してみるべきでしょう。
なお、無料のビデオ通話アプリには有料プランにかえることで、参加人数を増やせる場合もあります。
特徴を比較
こちらでは、無料のビデオ通話アプリの特徴を比較してみます。
無料のビデオ通話アプリ | ビデオ通話利用同時可能人数 |
---|---|
skype | ・通話レコーディング ・リアルタイムの字幕 |
zoom | ・録画が自動生成されメモとして残せる ・アンケート・質疑応答機能 |
slack | アプリ連携10まで可能 |
Google Meet | ・発言が自動的に字幕として表示 ・ドキュメントを共同編集可 |
cisco webex meetingst | ・チャット、メモ、挙手、投票機能 ・会議をPCで録画保存 |
messenger | メッセージと通話が無制限に無料 |
MicrosoftTeams | ・最大500,000人の社内外のユーザーに対応 ・外部のパートナーと共同作業可能 |
discord | ゲームに特化した通話アプリ |
LINE | ・ビデオ通話が簡単利用 ・電話が国内・国外無料 |
利用目的がビジネス寄りか、それとも趣味の同じ人達が楽しむプライべート寄りかで、選ぶアプリは変わります。
おすすめ10選のアプリは、どれも機能は充実していますが特徴は違います。
通信品質を比較
ビデオ通話は、通常の音声通話より通信容量が重くなりやすい特徴があります。
参加者が数十人~100人以上といった大人数になる場合、各自のネット環境にも大きく左右されます。
そのため、残念ながら通信品質を比較することは非常に困難です。
また、通話中に画像・動画を送受信するならば、やはり動作が重くなっていまします。
通話中に画像・動画を送受信するケースが多いなら、前述したLINEの他、DiscordやSlackなどチャット機能の充実したアプリの利用が最適です。
また、ご自身のインターネット環境を光回線にして充実させれば、どのアプリを使っても通信品質に問題が生じることはまず無いと考えられます。
無料ビデオ通話アプリを使用するシーン別の比較
こちらでは、活用シーン別でのビデオ通話アプリの性能を比較してみましょう。
オンライン会議で使用する場合
こちらではオンライン会議の際、何人まで参加でき、利用時間がどれ位かを比較してみましょう。
無料のビデオ通話アプリ | 同時利用 | 利用時間 |
---|---|---|
LINE | 200人まで | 無制限 |
zoom | 100人まで | ・グループ:最大40分
・1対1:無制限 |
Google Meet | 100人まで | ・グループ:最大60分
・1対1:24時間 |
cisco webex meetingst | 100人まで | 最大60分 |
MicrosoftTeams | 100人まで | 最大60分 |
skype | 50人まで | 無制限 |
googleDuo | 32人まで | 無制限 |
discord | 10人まで | 無制限 |
messenger | 8人まで | 無制限 |
slack | 1対1のみ | 無制限 |
オンライン会議で肝心なのは、やはり利用時間でしょう。
大人数が参加できても、利用時間が限られていれば有益な話し合いは難しいはずです。
そのため、オンライン会議でビデオ通話を利用する場合、利用時間や役立つ機能(録画・データ共有機能)の有無も良く確認しましょう。
クライアントを含めた会議で使用する場合
クライアントを含めた会議では、やはり利用時間の他に、共同作業が可能かどうかもよく検討してみる必要があります。
例えばzoomならば、アンケート・質疑応答機能があり参加者の意見を視覚化できます。
Google Meetなら、参加者と画面を共有し、プレゼンテーションの共有やドキュメントを共同編集できます。
cisco webex meetingstでは、双方向型ホワイトボードが便利でしょう。
このような機能も付帯されていれば、クライアントの意見等も十分に反映した会議が行えるはずです。
飲み会などのプライベート使用の場合
新型コロナウイルス感染症の影響で、よくzoomやLINEでオンライン飲み会を行う方々も多いはずです。
もちろん、ビジネス専用のアプリでもオンライン飲み会で利用できます。
例えば、googleDuoならファミリーモードで落書き、マスク、楽しいエフェクトを追加でき、遊び心を満たす工夫が満載です。
オンライン飲み会では、面白い余興で参加者が盛り上がることになるはずです。
その他、飲み会に限らず同じ趣味を持つ方々が集まるなら、discordの利用もおすすめできます。
ビデオ通話の通信量を比較
こちらでは、「skype」「zoom」「GoogleMeet」「messenger」「LINE」の各通信量を比較してみましょう。
1時間の利用でも結構な差が
下表のように1時間利用しただけでも、GoogleMeetは36MB、zoomやLINEは600MBも通信量を消費します。
実に560MB以上の差となっています。
スマートフォンやiPhoneを利用するならば、速度制限という形でやや不安になる通信量と言えます。
ビデオ通話 | skype | zoom | GoogleMeet | messenger | LINE |
---|---|---|---|---|---|
1時間 | 120MB | 600MB | 36MB | 360MB | 600MB |
10時間 | 1.5GB | 6GB | 360MB | 3.6GB | 6GB |
24時間 | 2.8GB | 14.4GB | 864MB | 4.3GB | 14.4GB |
24時間使い続けるのは非現実的だが
さすがに24時間使い続ける方々はいないと思いますが、長時間の利用でそれなりにデータ容量は大きくなります。
5つの無料のビデオ通話の中では、GoogleMeetが最もデータ量を消費しにくくなっていて、24時間利用しても864MBにとどまります。
ただし、いずれのアプリであっても、それなりに長時間利用したいなら、パソコンでかつ光回線につないで使用した方が、速度制限の心配もないはずです。
ビデオ通話 比較|まとめ
新型コロナウイルス感染症の影響で、日本の主要都市の中には『第四波』の到来とみられる深刻な事態が生じています。
企業はもとより教育機関でも、リモートワーク・オンライン授業の必要性は依然として高いものとなっています。
もはや新型コロナウイルス感染症が短期間で終息するという楽観論は捨て、無理な通勤・通学を控える環境づくりが求められます。
また、みんなで集まる飲み会や催し事も制約が求められる中、新たな娯楽の創出が検討されています。
こちらにもリモートの積極的な導入が必要と言えます。
他人と会うことが避けられる仕事・教育の環境づくり、感染の不安がなく楽しめる娯楽の創出に、ビデオ通話アプリは大きな役割に担うことでしょう。
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